治療院業界で生き残っていくために

治療院の数は約10万~15万と推定されます。推定にするのは、民間資格の整体院などの数が不明確だからです。あと、治療院の定義がそもそもありませんので、どこに線引きすればいいのかがわからないからです。

とにかく正確な数はわかりませんが、めっちゃたくさんあるってのはわかると思います。数が増えれば、やはり戦い方は変わります。今までと同じやり方ではその競争に勝てなくなりますから。

っちゅうことで、この記事では治療院業界で生き残っていくために必要なことについてまとめました。

治療院はコモディティ化しているのか?

商品の機能や品質に差がなくなってしまって
「どれ買っても同じやん!」っていう状態をコモディティ化といいます

日用品などがそういう傾向が強いです

こうなると、商品の差別化が難しいので
選択基準の多くを価格が占めることになります

どれ買っても同じやん

だったらできるだけ安いものを買おう

こうなっちゃうんですね

治療院、サロンってのはコモディティ化しにくい業種です

が、リラクゼーションマッサージにおいては
少しだけ様子が違うようです

整体

ちゃんとした人にやってもらわないと怖い

マッサージ

誰がやってもたいして変わらんのとちゃう?

異論はあるでしょうが、乱暴に言ってしまえば
世間一般のイメージではどちらかというとこんなもん

だからかつては60分6,000円だった料金が
いつの間にやら60分2,980円なんて店が増えてきた

60分1,980円なんて店まで出てきている
(※ただ供給が増えただけって点は全力で無視してます)

マッサージなんて誰がやっても一緒(消費者)

えっ?みんなそう思ってんの?(店側)

だったら時給800円のアルバイトにやらせよう

2,980円にして数をこなせばいい

儲かる。うは~

どんどん店が増える

もちろんまだまだマッサージも整体も整骨院も
どこがなにするとこか違いが全然わからん!

って人が多くいるのは確か

でも確実にリラクゼーションマッサージが
お手軽に肩こりをほぐしてくれるところ

という認識がひろがりつつあります

この流れは治療系の分野でも広がっていくと思います

誰でもできそうなマッサージ店が増える

ライバルが増えてそれだけじゃ儲からない

じゃあちょっとだけ整体チックなこともするか

差別化できる。しかも単価も高く設定できて儲かる。うは~

あ、うちもマネしよ ← 今このあたり

なにが言いたいのかというと

整体院やカイロプラクティック院などの治療院だって
大手が参入しにくいからのほほんと構えていたらダメだよということ

ある日突然、向かいに

値段も安い、外観もキレイ、マーケティング力も高い
そんなチェーン治療院が出店してくるかもしれない

で、その治療院が繁盛すれば、

なんだ、あそこの場所儲かるやん!
ってまた別のチェーン店がすぐ近くに出店してくる

ぎゃーーーー!! ですよ、奥さん

いざそうなっても大丈夫なように
しっかり関係性を深め負けない強い治療院を作っておきましょう

ということで、ここから宣伝です
そろそろ集客塾の募集をしようと思っています

ちらほら集客塾まだ?
って嬉しいお問い合わせも頂いているので

いっちょ、頑張ってステキな治療院を作りるか!
って方は是非ご参加くださいね

 

1位じゃなきゃダメですか?

1位じゃなきゃダメなんですか? 2位じゃダメなんですか?

今となってはもうなつかしいですね、このフレーズ
この議員さんに向けて言うのではありませんが
1位と2位はものすご~く大きな差があります

1位と2位の差について超超超有名な例えがあります

日本で1番高い山は富士山
これは誰でも知っています。では2番目に高い山は?

答えは北岳。

最後に山ってついてない時点でもうなんか影薄いですよね
富士山に比べ、圧倒的に知名度が低いです。

普通は知らないんじゃないでしょうか

1番ってそれだけパワーがあるんです。
そう、だからあなたの治療院も1番なことをアピールすればいいわけです!

って、言われても1番なことってそうそうないですよね?
でも頑張って探してみてください。コツは範囲を狭くすること

日本一は無理でも大阪一なら
大阪一が無理でも○○市一なら
○○市一が無理でも○○町なら

なんて感じでどんどん狭くしていてみる
まぁ、それでもなかなか見つかりませんわな・・・

そんなときは今から作ってしまうのも一つの手です

例えば、○○というサイトで口コミ件数地域ナンバーワン
これって地域やサイトによっては意外とハードル低かったりします。

頑張って既存のお客さんにお願いすれば、できそうな気がしませんか?

エキテンとか整体・マッサージの口コミ広場とか
それでもないって方は、抽象的なヤツでいきましょうか

○○市で一番親切な整体院
○○市で一番落ち着くサロン

うーんなんか少し弱い気はしますね・・・

その治療院最大のウリには弱いですが、ウリの一つぐらいの位置づけでは使えそうです

一番をアピールしましょう!
と言っておきながら最後はなんだか尻すぼみになっちゃいましたね。ゴメンなさい。

とにかくあなたの治療院・サロンの一番探してみてくださいね。

 

どうでもいい人になっていませんか?

恋愛において、いつも友達以上恋人未満な人いませんか?

ちなみに僕はいつも友達以下。
恋人?はぁ?アンタなにいってんの?ってな扱いでした

うん。書いてて悲しい。

そんなことは置いといて、友達以上恋人未満ですよ。
いわゆる、いい人止まりな人。言い方を変えれば、どうでもいい人です。

これってあなたの治療院・整体院の集客にも関係します。

整体院など治療院のチラシやホームページ、ブログもそうですが、
特徴がなさすぎるとダメなんですね。

余計なこと書かずにキレイにまとめようとする。表現方法もおとなしい。

こんな汚いチラシダメだ!と誰からも非難されないでしょうが、
おぉ是非この整体院にいってみよう!という気持ちにもならない。

と、恋愛における「どうでもいい人」のようになってしまうのです。

ダン・ケネディっていう、マーケティングのエライおじさんがこう言いました
“誰からも反感を買わないメッセージは、誰からも共感得られまへんで”
(ダン君、決して関西人ではありません)

きったない字で書かれた整体院の手書きのチラシ、
治療院なのに蛍光色の派手なチラシ、

これだと治療院に集客できないと思いますか?

ところがどっこい、それでたくさん整体院に集客している人は実際にいます。

だからってあなたの治療院にもあてはまるかといえばそうではありませんよ。
ただ、世間では常識はずれと思われていることでも、試してみる価値は十分にあります。

それで治療院の評判を落としたら・・・なんて心配はまずいりません。

こんなこと言っちゃあなんですが、
はっきり言ってあなたの整体院・治療院なんて誰も注目してみてません。

人はみな忙しいのです。治療院のチラシのことなんかすぐに忘れます。
別に悪いことをしてるわけでもない。だったら目立ったほうがいい

どうでもいい人が一番集客できませよ

 

ノイシュタットに学ぶ治療院経営

大阪の箕面というところにNeustädt(ノイシュタット)っていうお店があるんです。
うちの奥さんが好きなので、息子と3人で毎週のように行ってます。

お店のジャンルとしては雑貨屋さんになると思うんですが、
文房具、洋服、食器、鞄、靴、書籍、食べ物などなどいろいろなものが販売されています
(セレクトショップというんですよ。と読者さんが教えてくれました)

いつも目当てのものがあって行ってるわけじゃあない
奥さんとしては、ただなんとなく行きたくなるみたい

で、毎度毎度なんか買って帰る
そして毎回、自分自身を納得させるためにこう言う

ちょうどこんなのが欲しかったの!とか
今使ってるヤツが古くなってきたから。。。なんて感じ

それを毎週のように傍から眺めていると思うのです
ニーズもウォンツも作るもんなんだなぁって

奥さんは、商品を見て初めて、必要性に気付かされた
そういえばこんな商品が欲しかったんだわ、私。
と自分の欲求にも気付かされたわけ

欲しい!という一瞬の感情で買って、後から理由をつけているんですが、
そんなことは当の本人はほぼ無意識

本人はその買い物に後悔しているかといえば、そうじゃない
いたってご満悦。だからまた行く。そしてまた買う。

でね、僕がふと思ったのは
整体院・カイロプラクティック院の経営者ってこういうの苦手な人多いなぁ
ってこと。特に治療系の人

治療院に行く人って、のっぴきならん必要性がある人が多い

腰が痛い!とか、膝が痛い!とか
で、その痛みを整体でとってあげて終わり。

めでたし。めでたし。

めでたしではないです。やっぱりそこで終わっちゃダメ。

その後のメンテナンスについてもそうだし、
痛みをとるためだけじゃない、治療院の活用法もわかってもらうべきなんです

そのための手段としては、口頭での説明であったり、
ニュースレターであったり、するのですが、詳しいことは長くなるので、また今度

とにかくそのへんをしっかりやれば、あなたの治療院は儲かる
そして、あなたが儲かるだけでなく治療院に通う患者さんも嬉しい。

もっというと強い。強いってのは、
近隣にライバル店ができても、びくともしない芯の強さ
まさしく僕の目指している芯の強い治療院つくりですね

患者の自発的なニーズにだけに頼る治療院は、
近くにライバル治療院ができたときはけっこう脆い

治療院の先生が、これが苦手なのもわかります。
痛くもない人をあなての整体院・鍼灸院に来させることの難しさもわかります

でも強くて安定した治療院を作るために、そこは手を抜かずに頑張りましょう。

伝わったでしょうか?
長いわりに、具体的な事例や説明がなくてゴメンなさい。

※記事を書き終えてから、両方ともウォンツ?
なんて気もしたのですが、その部分はどうでもいいことなので、このまま掲載しました。
いまだにニーズとウォンツの違いが僕がわかってないしね(いろんな説がありすぎる)

 

なんでもできますは、なんにもできない

巷には多くの整体・マッサージ・鍼灸・整骨院・カイロプラクティック院があります。

みなさんの周りにもどんどん治療院が開業していませんか?
もう、ええっちゅうねん!!っていうぐらいに

多くのライバル治療院に勝つために有効な手段として、
治療院を特化・専門化するということがあげれます。

例えば、ある30代の女性が腰痛で悩んでいたとします
近所にある治療院を調べた結果、3軒見つかった

■だいたい全ての症状に対応してます。「なんでも治療院」
■肩こり、腰痛でお困りの方へ。「それなりに整体院」
■30代~50代女性の腰痛専門。「特化カイロプラクティック」

この中でどこにいきたいと思う?
おそらく「特化カイロプラクティック」が一番人気のはず

カイロプラクティックが人気あるからでも、早口言葉みたいでカッコいいからでもなく、
この女性の悩みと合致しているから

だからこのカイロプラクティック院は
30代女性で腰痛の人には、選んでもらえる確率は上がります

都会のど真ん中だったら、肩こり専門でも、
もっとの幅が狭い、股関節痛専門なんかでも集客できるかもしれません。

最初に例では3軒の治療院をあげましたが、
実際は数十軒のライバル店がひしめきあっていて当然

そんな状況下では
「なんでも治療院」はなんにもできない治療院に見えます。

だから他は捨てて、特定の症状に特化したほうが魅力が出る
また集客以外にも、自分の得意な分野に絞るということは、
治療結果が出やすいといったメリットもあります

強みに集中せよとの格言は常に正しい。
これはピーター・ドラッカー(経営学者)言葉ですが、まさしくこれですね

じゃあなんでもかんでも、特化すればいいのか?
といえばもちろんそうでない

競争相手も人口も少ない状況下では、
ターゲットを広めにとったほうがいい場合もある。

もういちど最初の例で考えます

いくら探しても、本当に3軒しか治療院がない地方だとしたらどうなるか?
こうなった場合は「なんでも治療院」も負けてないわけですね

膝痛、五十肩、寝違えなど、
肩こりと腰痛以外の人は「なんでも治療院」にいく確率高くなります。

特化した分、市場は狭くなるので当然といえば当然

治療院を特化・専門家することは非常に大事です。

でも、市場規模やライバル治療院の分析もしっかりやらないと、
思うように結果が得られない場合もあるので注意しましょうね

 

自分ばっかりでも他人ばっかりでもダメ

3C分析、SWOT分析という言葉を知っていますか?
3C分析ってのは、お客さん、ライバル治療院、自分の治療院を分析すること

SWOT分析ってのは、自分のいいとこダメなとこを分析。
世間の状況が自分の治療院にとってどんな影響があるのか?を分析すること

ざっくり簡単にいうとこんな感じ
(詳しいやり方についてはここではお伝えしません)

なんのためにやるかといえば、整体院など治療院の方向性を知るためです

うちは個人整体院だしそんな大げさなことは関係ない
と思う方もいるかもしれませんが、そうじゃない

これをやらないのは、目隠しをして登山しているようなもの

でも大抵はこんな言葉は知らなくても、無意識のうちにできてたりもします

例えば、繁盛している整体院・カイロプラクティック院のマネをする。
これは3C分析の、ライバル治療院の分析

最近は美容系のメニューが流行ってるから、うちの整体院でも取り入れよう!
これはSWOT分析の外部環境の機会

ね?こういうことやってますよね?えっ?やってない?
やらんかい!(゚Д゚)ゴルァ!!

すみません、興奮してしまいました

やらんかい!とは言ったものの、
実はそれがとても成功している治療院もあれば、全然ダメな治療院もあります

それはなぜか?

3C分析も、SWOT分析も、おおざっぱにいえば、
自分の治療院と、自分の治療院の周りの分析です

うまくいかない人は、どっちかに偏ってしまう治療院です

外ばっかり見て、自院を見れない治療院経営者
自院ばっかり見て、周りを見れない治療院経営者

突然ですが、僕の親戚は全員ハゲてるんです
もちろん僕もきっちりハゲてる。それも20代から
もうハゲ界のサラブレッドですよ、奥さん

そんな僕が、発毛専門の個人サロンなんてのをやってもうまくいくでしょうか?

うまくいかないとは断言できません。
でもおそらく、アンタ、まず自分の髪なんとかしろよってなる

ハゲてるのを逆手にとって売り込むんだ!
という明確な戦略がありゃいいですよ。それは、ちゃんと自分が見えてる。

自分を分析もしないで、戦略もないのにやっちゃダメということ

反対に自分ばっかり見ていても、周りの環境に取り残されたり、
患者さんのことを考えてない自分よがりな治療院・整体院になります

自分を見て、周りも見る
そしてその中で自分に合った患者さんを治療院に集患してください
それが治療院・整体院経営にとって大事なことです

 

治療院で頼み事を聞いてもらう方法

心理学者のランガーって人がこんな実験したんです
コピー機で順番待ちをしている列の先頭にいって次の3つの頼み方をする

「先にコピーをとらせてもらえませんか?」
と、理由を告げずに頼む

「急いでいるので、先にコピーをとらせてもらえませんか?」
と、理由を告げて頼む

「コピーをとらなければいけないので、先にコピーをとらせてもらえませんか?」
と、わけのわからん理由を告げて頼む

結果、先にコピーを取らせてもらえた率は

コピー5枚だった場合

A 60%
B 94%
C 93%

コピーが20枚だった場合

A 24%
B 42%
C 24%

いやいや、ちょっと待てと
5枚コピーのとき、Cの理由でなんで93%もOKしてんの?
と、ツッコミたくなるでしょうが実験結果ではこうなったそうです

この実験の意味することは
お願いするときは、理由をつけちゃえばいいのよ、ダーリン♪
ってこと

そうすりゃ、些細なことならたいがいOK(コピーが5枚だった場合)
ちょっと大きめの頼みごとでもまともな理由をつければ、倍近く承諾率があがる
(コピーが20枚だった場合)

あなたの整体院・カイロプラクティック院でも
なにかお願いや提案をするときは、ちゃんと理由をつけましょう

■お客様の声を書いてもらうとき
■メルアドを書いてもらうとき
■遅刻しないように余裕持って来いよってお願いするとき
■アップセルするとき(高いコースをすすめる)
■メンテナンスのための通院をすすめるとき

などなど、
ちょっと理由をつけるだけで変わってくるかもしれませんよ

 

売りたいモノを売るか、望まれているモノを売るか

マーケティング用語に
「プロダクトアウト」「マーケットイン」という言葉があります

プロダクトアウトとは、作り手優先の理論

「作り手がいいと思うものを作る」
「作ったものを売る」という考え方

マーケットインとは、顧客優先の理論

「顧客が望むものを作る」
「売れるものを作って売る」という考え方

治療院・リラクゼーションサロンに置き換えるとどうなるか

整体施術は60分より短くしたら効果が出ない
かといって長くすると体に負担がかかる
どんな症状でも体全体を見なくちゃいけない

よし、整体の施術メニューは60分全身コース6,000円だけにしよう
ってのがプロダクトイン

整体院だけど時間を選びたいというニーズがある
最近は美容整体コースが人気が高い

よし、施術メニューは20分から120分まで細かく設定して
メニューもレギュラーコースとは別に美容整体コースを作ろう
ってのがマーケットイン

一般的にはマーケットインにしなさいという意見が多いです
でも、僕はどっちでもいいと思います

そもそも0か1かで決めるのもおかしい。
いいとこどりすりゃいいわけで

どんなやり方でも、成功している人、成功していない人が存在します

治療院・整体院経営がうまくいってないなぁという方は、

自己満足な整体院・カイロプラクティック院になってないか?
整体施術の良さや情熱をしっかり伝えきれているか?
特徴のない整体院・接骨院になってないか?

いまいちど検証してみてくださいね

 

あと一押し

隠れ巨乳といえば、上戸彩です。
これに文句は言わせない
聞いてませんか。そうですか

あなたの整体院、整骨院に隠れ顧客はいませんか?

来店するたびにベッドの下に隠れる
そんなめんどくさいお客さんのことではありません

あなたの整体院、整骨院のことを基本的に満足している
でもナゼかリピーターにならない

もしくはずっといきたいと思っている
でもナゼか実際に来店という行動を起こさない

そんな患者さんのこと

来店してくれないってことは、なにかが足らないということ
治療技術なのか、接客なのか、宣伝なのか、アフターフォローなのか、
どれなのかわからんけど、なにかが足りない

なにかが足らない
つまり「まったくない」のではなく「足らない」

治療院の隠れ顧客の場合、満足もしているし、いきたいと思っている
ということは、多くの場合足らないのは、ほんのわずかなこと

閾値という言葉をご存知でしょうか?
変化や反応させるために最低限必要な力(値)のこと

大きな重い箱があったとします。
これを手で押して動かすには、最低20キロ以上の力で押す必要がある

押す力が20キロを超えたときにはじめて、
この箱を動かすことができる。

19.9キロの力で押しても、1キロの力でも押しても、
結果は同じ。箱はびくともしない

この19.9キロで押している状態が、隠れ顧客の状態

あと100グラムあれば動く。来店する
でもそれがこちらからはわからないわけ

なにが言いたいかというと
多くの整体院、整骨院など治療院の先生がここで諦めている

これはもったいない
だって隠れ顧客ってけっこうたくさんいるから

足りないものが、なんなのかはわかりません
これは人それぞれ

だから常に、隠れ顧客の存在を意識することが大事
あとひと押し、なにをすればいいのか?

帰り際になにかひとこと声を掛ける
挨拶の仕方をちょっと変える
施術に新しい技術をいれてみる
店内POPを変えてみる

はっきりいうとこれは小手先のことも多く含まれます

でもね、しっかり軸となる本質的なものを持っている。
それなのに、わずかな演出などが足らないばかりに多くの隠れ顧客を逃している
これってもったいない状態ですよ

変わらないということの美しさや価値は否定しません
ただ、人って生き物は、新しいもの好き

いついっても、なにもかも同じよりも
内装でも、設置している植物でも、挨拶でも、なんでもいいのですが、
常に新鮮さを感じられる治療院・サロンって、なんだか楽しい気分になれますよ

////////////////////////////////////////////

店の模様替えをしました。僕の趣味の部屋ふうに・・・
よかったら、施術がてら遊びに来てください

///////////////////////////////////////////

僕はかつて経営していたリラクゼーションサロンに
何回もこんなメールレターで集客しました

ほんのひと押しが、大きな差を生む
だったらやってみにゃ損ですよ~

 

聞くのが恥ずかしいのから書けばいい

けっこう前の記事なんですが
治療院のウリを見つけるてっとり早い方法は、お客さんに聞くこと。
と書きました。

これについて、先日こんなご感想をいただきました。

丁寧な文で書いていただいたのですが、要約しますと
「お客さんに聞くのって抵抗あるんだよなぁ」とのこと

これ、すごくわかります。

これってちょっと言いかえると、自分の恋人に
「俺のどこが好き?」って聞いているようなもの

うん。ちょっと恥ずかしい。

ちなみに奥さんが僕に
「私のどこが好き?」と聞いてきたので

それはそれは思いつく限りたくさん答えました
で、その流れで「俺の好きなとこは?」と聞くと
「いや、特に」とすこぶる冷静に返されました

もう、涙で明日が見えません。。。

そんな僕の武勇伝(←?)はさておいて
治療院の患者さんに聞くのが恥ずかしいって人は紙に書いて渡しましょう

ラブレターみたいなもんですわな

でもラブレターとちょっと違うのが
「僕宛にラブレター書いて」ってお願いを紙に書いて渡すということ。
あつかましいったらありゃしない

ラブレターってのは治療院・サロン用語に訳すと「お客様の声」のこと

で、その内容は

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

○○さんいつも来てくれてありがとね
○○さん、仕事に家事に育児、毎日ホント頑張りますねぇ
僕、尊敬しちゃう。

ところで僕ね、ラブレターがなにより好きなのよ
これもらうと、仕事にも気合い入っちゃうわけ

だから、書いてくれない?どんなことでもいいよ

ここ、好きだよってことでも
ここが他と違っていて好きなんだよねぇなんてことでも

ホント、なんでもいいから書いてくれないかなぁ
お願い、書いて。書いてったら書いて

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

こんな感じ。もちろん手書きで

僕のクライアントさんに実践してもらっているからいえることなんだけど、
これでかなりの確率で書いてもらえます。

あの、当たり前ですけど
これをちゃんと丁寧に書いてくださいね

治療院の先生って、びっくりするぐらい真面目な人がいて
これ、そのまんまいっちゃう人いますんで。。。

お客様の声ってね、
たくさん集まるとけっこういろいろと見えてくるもんです

例えば僕が経営するサロンでお客様の声を書いてもらったとき
施術中に余計なことをしゃべらないところがいい
って人が多くいた

整体院のほうは、しっかりした説明があるところがいい
って人が多くいた

どっちも、そんなことを評価されているなんて思ってもみなかったのです
でも実際はそれがいいと思ってくれたいた人がたくさんいた

もちろんこれは多くのなかの一部の声だけど、
今まで自分達では気がついてないことだったので
そんなことでもウリになるんだ!という驚きがあったのです

このように実際に整体院の患者さんに聞くと意外なことがわかったりします
そして、このお客様の声はそれ以外にも、いたるところで使える、

治療院・サロン経営にとってはかかせないアイテムです
鬼に金棒ならぬ、治療院にお客様の声であります

聞くのが恥ずかしいって方は実践してみてくださいね

ウリも見つかるし、お客様の声も集まるし、
一石二鳥、一挙両得、一挙両全、 一挙両利、一箭双雕であります

 

見ないと損します

突然ですが次の質問、どっちを選びますか?

A.無条件で100万円もらえる
B.コインを投げ、表が出たら200万円貰える。でも裏なら0円

考えました?
では、次の質問

あなたは200万円の借金があるとします。そのときどっちを選びます

A.無条件で借金が半分の100万円になる
B.コインを投げ、表が出たら全額免除。裏なら200万円のまま

最初の質問は、お金が手に入る期待値は両方とも100万円
つまり両方とも同じ期待値
でもAを選ぶ人が圧倒的に多いそうです

ふたつめの質問も、借金が減る期待値は両方とも100万円
つまり両方とも同じ期待値

そう考えると、最初の質問でAを選んだ人は、
ふたつめの質問もAを選ぶかと思いきや、圧倒的にBを選ぶそうです

最初の質問はギャンブル性の低いほうを選択したにも関わらず、
次の質問ではほとんどの人がギャンブル性の高いほうを選択する

人間って目の前に利益があると、
利益が手に入らないというリスクの回避を優先する

そして損失を目の前にすると、
損失そのものを回避しようとする傾向があるということ

乱暴にまとめちゃうと
人はとことん損するのが嫌な生き物

そこを意識すると見えてくるのが

お得ですよ~というメッセージよりも
損しますよ~とメッセージのほうがパワーがあるということ

整体院や鍼灸院などの治療院では、
せっかく体が改善の方向に向かっているのに、通院をやめてしまったら、
体が元に戻って今までの施術がムダになってしまう

と患者さんが意識してくれれば、
途中で通院をやめてしまうことのブレーキになるはず

だからって脅したりするのはやめてくださいね
ほっといたら癌になって死にますよ、奥さん
とかはダメですよ。

丁寧で論理的な、法に触れない説明でお願いします

人は損をしたいくない生き物
治療院の集客においてもこの考え方はけっこうつかえます

チラシやホームページなどでもこの考え方は意識してみてくださいね

 

同じことをやっているのに感謝されない

○○ちゃんのとこは家族でハワイ旅行やって、いいなぁ
△△ちゃんのとこはこないだ九州行ってたし
あぁ~あ、どこも行ってないのうちだけやん。。。
あぁ~どっか旅行いきたいなぁ
あぁ~なんか面白いことないかなぁ

これはうちの奥さんのでっかい独り言
まぁ、我が家ではよく見る光景

もちろんこれを直訳すると
旅行に連れていかんかい!ってことです、もちろん

でね、こうなってからしぶしぶ旅行に連れていくと
「催促したから旅行にいった」
という構図が奥さんの中で出来上がってしまうのです

つまりあんまり感謝されない

これがね、奥さんがぐちぐち言う前に
「今度旅行でも行くか?」なんて提案を僕がしていれば
同じ旅行に行くっていう行為なのに、感謝される

連れていって当然
OR
連れていってくれてありがとう

結局同じことするんだから、
後者になるようしたほうが得策ですよね

あなたの整体院、鍼灸院でもこのへんを考えて欲しいのです。
予想外のなにかをするということを

お客さんはそれぞれ、自分なりのラインを持っています。
治療院ならこんなことを、これぐらいしてくれるだろうなっていうライン

で、そのラインを超えたなにかを提供してもらえたとき
「あ、この治療院ええやん」ってなる

口コミもしてもらいやすい

ちょっとしたことでいいんです。
整体や鍼灸の施術そのものでもいいし、それ以外の部分でもいい
意味なく過剰なサービスをしろという意味ではないですよ

例えば、お誕生日の方に「おめでとうございます」
のひとことでもいいわけです

こんなもんカルテ見りゃ一発でわかるし
労力なんてほとんどかからない

それなのに、そんなひとことで
ぐっとその人との距離が縮まったりすることもある

そんな小さなことでも、数が増えていけば
それなりに人間関係って良好になると思うんです

誰に施術してほしいかという、人と人のつながりって、
何百万もかけて習得した施術技術より役にたったりしますよ

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