鍼灸マッサージ院にも広告制限のガイドラインができる?

北海道の鍼灸師の先生から広告ガイドラインについて質問をいただきました。今後の鍼灸や柔整のホームページ集客について影響の出てくることも含まれています。

 

鍼灸師の先生からいただいた質問

 

お世話になります。北海道の●●●と申します。いつもメルマガ、動画を楽しみに見てます。

ところで、私は(公)北海道鍼灸柔整マッサージ師会に所属してまして、今回の会報に「広告制限(HP等含)の話し合い」について書かれてました。本体の全日本鍼灸マッサージ師会役員と官庁との会議内容についてです。資料添付しましたので確認してください。

今後は鍼灸マッサージのwebにもガイドラインを作るという事らしいです。

そこで質問なのですが、この件に関しての情報が何か入ってきてるのか?今後どれくらい厳しくなるのか?いつ頃から実施されるのか?などなど、分かっていることがあれば是非教えて欲しいのですが。もし、分かればで構いませんので、宜しくくお願い致します。

 

ありがとうございます。

6月2日に厚生労働省医事課定例協議で鍼灸の広告制限について協議されました。そこで鍼灸も広告ガイドラインを作成していく方向との見解が述べられたそうです。添付資料を添えてこのことについてご質問いただきました。

この手の関係法規はブログで取りあげても正直言って反応が薄いですが。。。はい。気にせずいきます。

 

あはき広告にはガイドラインが存在しない

まず背景を理解していただくために、現状をお話します。

現在、医療機関の広告に関しては医療広告ガイドラインというのがあります。
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/kokokukisei/dl/shishin.pdf

これには医療機関はこんな広告にしろよってな基準が書かれています。しかし、これはあくまで医療機関の広告に関してであって、あはきや柔整は対象外とされています。

医療広告ガイドラインQ&Aにも、あはきや柔整は対象か?との問いに、こう回答されています。
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/kokokukisei/qa.html

医療広告ガイドラインの対象ではありません。「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」又は「柔道整復師法」の関係法令及び関連通達が適用されます。

 

これって実はけっこう困ったことです。なぜならホームページは広告にあたりますか?とか、広告の定義ってそもそもなに?ってな質問に答えられないからです。

ホームページは広告か否か?これはめちゃくちゃ重要なことですよね。それなのにあはきや柔整を指導する保健所には、それを判断する材料がない。だって明確に規定されたガイドラインがないんだもの。

そこで仕方なく、医療広告ガイドラインを流用して説明してきます。

たとえばホームページは広告か?については広告ではなく広報扱いであると回答されます。
広告の定義は?についても以下の3つを満たすものだと説明される

誘因性・・・患者を誘引する意図があること
特定性・・・施術をする人の名前、院の名前、場所などが特定されること
認知性・・・一般の人が認知できる状態にあること

いずれも医療広告ガイドラインに記載されていることです。
このあたりの治療院広告の関係法規についてはこちらの記事に詳しく書いています。
⇒ 今さら聞けない治療院広告の関係法規

でもこの状態ってあまりよろしくないです。なんたって流用ですから。

ちなみに厚生労働省の医事課に問い合わせると、最終的にはあはき法の7条や、柔整法の24条に則って行いますという杓子定規な回答になります。

そうとしか答えようがないんですね。で、細かく質問してもたいていは個別の判断できないと言われます。

これを続けてきたのがこれまでの経緯です。そこでそろそろあはきや柔整も独自のガイドライン作ろうぜという話になってきたのです。

 

鍼灸院の広告は厳しくなるのか?それはいつから?

ご質問してくださった先生の

>今後どれくらい厳しくなるのか?いつ頃から実施されるのか?
>などなど、分かっていることがあれば是非教えて欲しいのですが。

これはわかりません。すみません。

現在医療分野でも、とくに美容整形などではいろいろと厳しくなってきました。これを受けて医療広告ガイドラインとは別に、医療機関ホームページガイドラインというのが作成されています。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002kr43-att/2r9852000002kr5t.pdf

僕の考えでは、この医療広告ガイドラインと医療機関ホームページガイドラインを合わせたようなものを、あはきや柔整でも作成していくのではと思っています。

気になるのはどれぐらい厳しくなるのか?といったところだと思いますが、これはそこまで厳しくはならないと考えています。

どこまでを厳しいと考えるかは人それぞれですが、例えばホームページをすべて広告とみなし、あはき法の7条を適用するなんてことはまずないと僕は思っています。

先に示した医療広告ガイドラインと、医療機関ホームページガイドラインを見本に作るのであれば、そこまで厳しくなるとは考えにくいからです。これは上記二つのガイドラインをしっかり読めばだいたい見えてくると思いますので、頑張って読んでみてくださいね。

基本としては、自分の治療院だけが優れてるいるような表現をしない。嘘や誇大表現は慎む。といったことが中心になると考えています。

社会情勢などによっても変化する

とはいえ、そのときの社会情勢や進めていく過程で内容も微妙に変わっていくことも確か。

鍼灸院の誇大広告で騙された!なんてのが社会問題になれば、厳しくなる方向にすすむでしょう。政治的な圧力で緩くなる場合もあるかもしれません。

たとえば、美容外科の施術前と施術後の比較写真、いわゆるビフォーアフターは原則禁止する方向で2012年まで進んでいました。しかし、結局は写真を加工したりせず、両者を同一条件で掲載すれば問題ないということになりました。

これはどういった経緯かは僕は知りませんが、途中で変わったことは確かです。こんな感じに細かいところは決まるまでわかりません。

とりあえず今の段階では、先に挙げた医療広告ガイドラインと、医療機関ホームページガイドラインを読んでおいてください。ここに書かれていることに近いホームページを作っていれば、なにかが決まっても慌てる必要はないと思います。

 

ルールを守ったヤツがバカを見る?

あはき法も柔道整復師法もガイドラインもルールです。ルールなんでそれを守る必要がある。でも、守らない人は守りません。

となると、守っている人が損することになります。赤信号を一人だけ無視して渡れば、ひとりだけ先に行けます。それと同じ。

どの業界でもそうなんでしょうが、ルールを守らない人はいます。治療院業界にだってたくさんいる。かくいう僕もそのうちの一人かもしれません。

僕としてはギリギリグレーまでは攻めましょうという立場なんで、ルールを守らないつもりはそこまでありません。でもグレーな部分は、注意を受けなければいけるところまで行ってもいいかなと思っているのも事実。

法律は解釈の違いってのがあるんで、実際に注意を受けるまではセーフという見方もできると思っているからです。

そういう考えがあるので、クライアントにはPPC広告をすすめています。

ガイドラインがないということは、そもそもルールそのものが曖昧な状態ともとれるのです。だから苦肉の策として医療広告ガイドラインを持ちだして来ているわけ。

では、これに従うとすると現在のPPC広告は、僕から見ればほぼすべてアウトです。だってリンク先のサイトでは広告制限を守ってないし。

でもアウトの状況にも関わらず、誰もなんにも注意してきません。

★参考として医療広告ガイドラインを抜粋

インターネット上の病院等のホームページは、当該病院等の情報を得ようとの目的を有する者が、URLを入力したり、検索サイトで検索した上で、閲覧するものであり、従来より情報提供や広報として扱ってきており、引き続き、原則として広告とは見なさないこととする。

また、インターネット上のバナー広告、あるいは検索サイト上で、例えば「癌治療」を検索文字として検索した際に、スポンサーとして表示されるものや検索サイトの運営会社に対して費用を支払うことによって意図的に検索結果として上位に表示される状態にしたもの(以下「バナー広告等」という。)などでは、バナーに表示される内容や検索結果として画面上に表示される内容等については、実質的に本指針第2の1に掲げた①~③のいずれの要件も満たす場合には、広告として取り扱うこと。

この場合、バナー広告等にリンクしている病院等のホームページについても、バナー広告等と一体的な関係にあることによって一般人が容易に認知できる状態にあることから、本指針第2の1に掲げた③の要件を満たすものであり、更に同1に掲げた①及び②の要件を満たす場合には、広告として取り扱うこと。

 

さまざまなルールが存在する以上、どういった行動をとるかは、これを読んでいるあなたの考えかた次第です。完全にルール通りに真っ白な行動する人もいるでしょう。僕のようにギリギリのところを狙っていく人もいるでしょう。

僕はそのルールを知り、その上で自分で判断してけばいいのではと思っています。そういった意味でも、国家資格を持っている治療家は特に、今後の流れもある程度注意して見ていく必要がありそうですね。

治療院集客経営講座、加藤でした

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